引用動画参照:https://www.youtube.com/watch?v=zvgfPsUusmo
野菜や果物の下処理は、料理をする上で肝になる。下処理を正しく行った野菜と、下処理を行っていない野菜では、味や見た目に雲泥の差がある。
しかし野菜や果物の下処理は面倒で時間がかかる。料理をする人ならこの苦労を知っている。
この記事では、この面倒な野菜や果物の下処理を、いかに簡素化してシンプルに行うかを解説する。動画中の裏技アイデア10選を参考にし、料理の時間を短縮するのに役立ててほしい。
野菜や果物の下処理を簡素化するアイデア10選
ここからは、引用動画を参照しながら、具体的に各アイデアを解説していく。ぜひ最後まで記事を読み進め、今後の生活に役立ててほしい。
キュウリの苦みを取る
苦みが強いキュウリを食べた経験があるだろうか。キュウリの苦みには薬用成分が含まれており、有用性も語られるが、口当たりが悪く、決しておいしいとは言えない。
この苦みを取る場合、一般的にはキュウリを薄く輪切りにして塩水にさらし、水分と一緒に抽出するのだが、作業に時間がかかるのが難点だ。
へた部分を切り落とす
時間をかけずにキュウリの苦みを消すには、まずへた部分を切り落とす。
苦みを取り除く
次に切り分けたへたと本体の切り目部分を合わせ、へた側を円を描くようにスライドさせる。これを30秒ほど継続すると、白化した液体が本体から出てくる。これが苦み成分だ。
出てきた液体を洗い流せば作業完了。これだけで無駄に時間を使うことなくきゅうりの苦み成分を消すことができる。
イチゴの正しい洗い方
生で食べる機会の多いイチゴは、見た目には気づかないが、ダニや寄生虫の卵などが付着しており、衛生的に好ましくない。
流水で洗い流しただけでは取れないが、表面の傷つきやすさを考えると、こすり落とすこともできない。
ではどんな方法で下処理を行えば良いのか?
水に浸し塩をふる
下処理を行うイチゴを水に浸し、塩をふってかき混ぜる。
数分間放置
塩をふったら数分間放置し、寄生虫などが塩に反応して出てくるのを待つ。
水からイチゴを取り出す
放置して寄生虫や汚れが落ちたら、水からイチゴを取り出す。下処理後の水を見れば、どれだけ汚れていたかが一目瞭然。
しなびたレタスを若返らせる
冷蔵庫に放置されてしなびてきたレタスを、シャキシャキに若返させる裏技がある。
そのまま水に浸ける
しなびてきたレタスを玉のまま丸ごと水に浸す。水の温度は常温。
数分間放置
水に浸したら数分間放置し、レタスが水を吸水するのを待つ。色が鮮やかな黄緑色になったら、水から取り出す。
アロエベラの正しい下処理方法
食用にも使えるアロエベラの、ねばねば成分を正しく処理し、調理しやすく口触りを良くする方法。
トゲを切り落とす
アロエベラに付いているトゲを切り落とし、処理しやすい状態にする。
輪切りにして水に浸す
トゲを処理した後のアロエベラを、輪切りにして水に浸し、10分間程度放置する。
カボチャの実を正しくほぐす
生のままでは、固すぎて切るのも一苦労なカボチャを、簡単にほぐす裏技。
輪切りにして天板に並べる
まずはカボチャの実を輪切りにし、天板に並べる。
350°で1時間
輪切りにしたカボチャを並べた天板を、350°に温めたオーブンに入れ、1時間温める。
フォークでほぐす
オーブンで温めたカボチャの実を、フォーク等でほぐす。カボチャの種類によっては、実が繊維質で、パスタのように線状にほぐれるものもある。
スイカを洗剤で洗う
スイカの正しい下処理をするには、皮表面の除菌が不可欠だ。洗剤で洗うと聞くと、気が進まないのも理解できるが、実際に洗剤で洗うのは皮表面であり、中身に影響はない。
スポンジに水と洗剤を含ませる
食器を洗う時と同様に、食器用スポンジに水と洗剤を含ませ、馴染ませる。
スイカの皮表面を洗う
水と洗剤を含んだ食器用スポンジで、切り分ける前のスイカの皮表面を洗う。スイカの皮表面には、汚れや雑菌が付きやすい。
洗剤を流したら、いよいよ切り分けて頂く。
トマトの乾燥を防ぐ
トマトが水分を失い、しなびるのを防ぐ下処理の方法がある。どんな野菜や果物でも、皮が付いていても少しずつ水分が蒸発して逃げるので、乾燥を防ぐのは新鮮さを保つ裏技の一つだ。
セロファンテープを用意
トマトの乾燥を防ぐには、意外に思われるかもしれないが、セロファンテープを利用する。普段使っている文房具のセロファンテープで十分だ。
へた部分にテープを貼る
トマトのへたを取った跡に、小さく切ったセロファンテープを貼り付ける。トマトの表面は水分を逃がさない皮でおおわれているが、へた部分だけは水分が蒸発するので、これを防いで新鮮さを保つのが今回の裏技。
ストローとペットボトルで圧縮器
ジップロックなどに食材を保存する時、空気を抜いて圧縮したいものだが、ストロー、ペットボトル、ドライヤーを使って、これを超簡単に実現する方法がある。
ペットボトルをカット
ドライヤーの排気面を覆える大きさのペットボトルを、下の写真の様に注ぎ口を残してカットする。ペットボトルのキャップには、ストローが固定できる大きさの穴を空ける。
ストローとペットボトルをドライヤーにセット
カットしたペットボトルを、ドライヤーの排気面を覆うようにセットし、ストローをキャップに空けた穴に固定する。
ストローをジップロックに挿入し空気を抜く
保存する食材を入れたジップロックを、ストローが1本が挿入できる余裕を残して閉め、ストローを挿入後ドライヤーの電源を入れ、中の空気を抜き切る。
これで新鮮なままの野菜や果物を、真空状態で鮮度を落とすことなく、冷凍保存することができる。
炭酸ソーダで残留農薬の除去
強アルカリ性の炭酸ソーダを、水に溶いて野菜を漬けておくことで、残量農薬を除去するのを助けてくれる。
炭酸ソーダを水に溶く
まずはボールに水を張り、一握りの炭酸ソーダを投入してかき混ぜる。
野菜を漬け置く
下処理する野菜を、用意した炭酸ソーダ水に漬けて置く。動画ではほうれん草を使っている。
しばらく放置した後、水を切って保存バック等に入れて保管する。
残留農薬が多い野菜
参考までに。農薬の残留量が多い野菜の種類としては、ほうれん草等の葉物野菜や、イチゴ等の果菜が挙げられる。
果物の熟成を速める
植物ホルモンの一種である、エチレンガスを利用すると、野菜の熟成を速めることができる。
熟成させたい果物を用意
熟成させたい未だ若い果物を用意する。動画では緑色のバナナを使っている。
エチレンガスを発生させる果物を用意
エチレンガスを多く発生させる、リンゴや梨、桃等の果物を用意する。エチレンガスの排出量がダントツで高いのはリンゴだ。野菜類ではブロッコリーやアボカド、トマト等が多く排出する。
同じ容器に密閉保管
用意した熟成させたい果物と、エチレンガスを発生させる果物を、ボウルなど同じ容器に一緒に入れ、サランラップで覆って密閉する。
しばらくこのまま放置しておけば、容器内にエチレンガスが充満し、果物の早熟を促す。
最後に
ここまで、野菜や果物の下処理に関するライフハックを10選紹介してきた。
参照動画では、10選だけではなく、50選以上のアイデアが紹介されているので、ぜひこちらも参考にしてほしい。
この記事の内容が、少しでも生活を豊かにするのに役立てればうれしく思う。