台所や食材の貯蔵庫に現れるネズミ。その見た目から、見ただけでパニック状態におちいる人も多いはず。
ネズミがいると言うことは、体に付いているダニや病原菌もいると言うことで、これらがアレルギーの原因となるなど、衛生的に良くないのは想像できる。
小さい子供がいる家庭では、特に気をつけた方が良い。
対策としては、ネズミ自体を駆除するしかないが、駆除業者に頼むと、一戸建てでは12〜20万円、集合住宅では一部屋あたり3〜10万円程請求され、決して安い金額ではない。
そこでこの記事では、お金をかけずにネズミを駆除する罠の作り方5選を、できる限り詳しく解説していく。
駆除業者に頼む前に、罠を手作りして、自分でネズミを駆除してみてはいかがだろうか。
この記事で紹介している動画参照元:Imaginative Guy
ネズミを駆除する罠5選とその作り方
2リットルのペットボトルで作る罠
誰でも簡単に、タダで入手できる、空のペットボトルを使った罠の作り方を解説する。
材料
- 2リットルのペットボトル 1本
- 割り箸 1膳
- 輪ゴム 2本
- 太めの糸 適量
- ペーパークリップ 1個
- ピーナッツ 適量(おとりの餌)
ペットボトルを切る
ペットボトルの下から7分目に切り込みを入れる。全てを切り離すのではなく、4面のうち1面を残し、3面だけ切る。フタが繋がった容器のように、上側と下側が、残した1面で繋がっている状態になる。
割り箸をペットボトルに設置
切り目を入れたペットボトルの上側と下側に、ドライバーなどで下穴を開けてから、割った割り箸を1ヶ所づつ貫通させて設置する。
貫通させる場所は、両側ともつながった面の反対側。2本の割り箸の間隔は、輪ゴムがかかる程度。
割り箸の両側に輪ゴムを設置
貫通させた割り箸の両側、割り箸2本を繋げるように輪ゴムをかける。
輪ゴムをかけた後に、長すぎる残った割り箸はカットして長さを整える。
おとりのエサを設置する穴を開ける
この段階で、おとりのエサを固定する為の穴を、ペットボトルの底面に開けておく。エサの設置方法は後述。
ペットボトルの飲み口に糸を固定
用意した太めの糸をペットボトルの飲み口にしばって固定する。
前工程で開けた、エサを固定するための穴側に糸を引っ張り、長さを調整して、余分な糸を切り取る。
糸は、ペットボトルの上側が開ききり、ネズミが中に入れるような状態で丁度いい長さにする。
糸を切った後は、おとりのエサを設置できるように、輪を作っておく。
おとりのエサをクリップに設置
ペーパークリップの片側を伸ばしきり、もう片方にピーナッツを設置し、落ちないように幅を調整する。
仕掛ける
完成した罠を仕掛ける。
エサを固定したペーパークリップの、伸ばして針状にした部分を、ペットボトルの底に開けた穴に差し込む。
糸を引き、輪にした部分をペットボトルの外側から、ペーパークリップに引っかける。
後はネズミが罠にかかるのを待つだけ。
A4コピー用紙2枚で作る罠
どこにでもあるA4サイズのコピー用紙を使った罠の作り方を解説する。もちろんコピー用紙に限らず、A4サイズの紙であれば、チラシ広告や学校でもらうプリントなどでも代用が効く。
材料
- A4コピー用紙 2枚
- ピーナッツ 1粒
- ノリ (紙をはり合わせるため)
- ビニールテープ (罠を固定するため)
紙で筒を作る
A4コピー用紙1枚を、横半分に折って開き、ついた折り目を基準に、両側半分をさらに半分に折って折り目をつける。
4部分に分かれた紙の、両側1部分づつを、紙が筒状になるようにノリで貼り付けて固定する。
貼り付けて分厚くなった部分が、罠の床、つまりネズミが歩く部分になる。
筒の上側を補強する
もう1枚のコピー用紙を横半分に折り、全工程で作った筒の天井側、ノリで紙を貼り付けていない側が半円形になるように通して補強する。
これで罠自体は完成。
作った罠を仕掛ける
筒の片側の先端に、おとりのエサとなるピーナッツ一粒をテープで貼り付けて固定する。
机の上に罠をテープで固定する。この時罠の半分くらいが机から突き出すようにし、真下にバケツを置くなど、ネズミが落ちて逃げられないようにする。
後はネズミがかかるのを待つだけ。
フタ付きのプラスチックカップで作る罠
スターバックスなどで見かける、半円のフタが付いているプラスチックカップを使った罠の作り方を解説する。
材料
- プラスチックカップ (半円形のフタ付き) 1個
- 輪ゴム 3本
- ストロー 1本
- ペットボトルのフタ 2個
- ピーナッツ 1粒
- 糸
- テープ
- グルーガン
ストローをカップに固定
ペットボトルのフタに、ストローが通る穴を開け、プラスチックカップのフタに、グルーガンで固定する。
プラスチックカップのフタ側から底面までストローが貫通している状態で、カップのフタに固定したペットボトルのフタに、ストローをグルーガンで固定する。
この時、ストローが多少飛び出した状態で固定し、後で輪ゴムを引っ掛けれる様にしておく。
プラスチックカップの底面中央にも、同じようにストローが通る穴を開ける。
輪ゴムを設置
カップの側面に輪ゴムをテープで固定する。3本の輪ゴムが等間隔に並ぶように注意。輪ゴムはネズミが罠にかかった時にバネの役割をして、中に閉じ込めるためのもの。
エサを糸とテープで設置
ピーナッツの粒を糸で巻きつけ、ストローの先端に固定する。滑り止めにテープをストローに巻きつける。
この時テープがピーナッツに張り付かないように注意する。
カップを戻して仕掛ける
カップをフタ側にもどし、輪ゴムをフタの外側からストローの先端に掛けて完成。設置後、罠が安定するように、ペットボトルのフタをカップ側面に、グルーガンで固定する。
罠が完成したら、台所の隅などに仕掛ける。後はネズミがかかるのを待つだけだ。
扇風機のカバーで作る罠
壊れた扇風機などからカバーを外し、罠を手作りする。
材料
- 扇風機のカバー 1個
- 釘 4本
- 小さい因子ロック 6本
- 糸
- 釣り糸
- ベビースターラーメン
釘を因子ロックで固定
扇風機のカバーに、釘を因子ロックで固定する。カバーの縁に2ヶ所、釘半分が下に飛び出すようにし、因子ロック3本を使ってしっかりと固定する。
2本の釘は離れすぎないようにし、ネズミが罠にかかりやすく工夫する。
おとりのエサを設置する
糸を扇風機カバーに結びつける。固定した2本の釘の間に糸を結びつけ、反対側に釘を結んで固定する。渡した糸の真ん中に、釣り糸でエサとなるバビースターラーメンを固定する。
罠を仕掛ける
罠が完成したら仕掛ける。扇風機カバーの、釘を固定したヶ所の反対側に、前行程で糸を結んだ釘の、先端を縁に付け、頭をもう一本の釘の頭と繋げて、バランスを保ちながら、釘が落ちないように仕掛ける。
あとはネズミがかかるのを待つだけ。
大小2つのボールを使った罠
どこの家庭にもある、大きさの異なる2つのボールを使った罠の仕掛け方を解説する。この記事で解説している5選の中で、もっとも簡単な罠だ。
材料
- ボール大 1個
- ボール小 1個
- ピーナッツ 1粒
ボール小を設置
小さい方のボールを逆さまにし、縁がピーナッツの上に重なるようにセットする。ボールはピーナッツによって、縁が浮いた状態になる。
ボール大を設置
大きい方のボールを逆さまにし、設置した小さい方のボールの底から、丸まり始めるヶ所に縁を置き設置する。
以上で罠の設置が完了。あとはネズミがかかるのを待つだけだ。
まとめ
ネズミの駆除を駆除業者に頼むと、かなり高い金額を請求されるが、ネズミの罠は以外と簡単にできてしまうのが、この記事を通して理解していただけただろうか。
材料もお金をかけずに、タダで手に入るものばかりで作れるので、ハードルも高くなく、気軽に試してみることができる。
下記にこの記事で参考にした動画を貼っておく。ぜひこちらもご覧いただきたい。