トイレの洗面台ボールや、キッチンのシンクの排水口が、ゴミや汚れでつまり、水が流れずに溜まる。誰でも一度は経験したことがあるはずだ。
こんな時、通常は特殊な液体クリーナー(パイプユニッシュなど)や、ラバーカップ(通称スッポン)を使うか、清掃業者にお願いしてつまりを直すが基本だ。
しかし液体クリーナーやラバーカップは、どの家でも持っているわけではない。特に一人暮らしの狭いアパートでは、持っているのが珍しいくらいだ。
そして今すぐ直したくても、それが真夜中だったら、液体クリーナーやラバーカップを売っているお店は営業時間外だし、これらを扱っているコンビニを見つけるのは至難の技だ。
そこで今回は、コンビニでも自動販売機でも24時間手に入る、コカコーラを使って、つまった排水口を直す方法を解説する。
解説する方法は、私が実際に試し、動画に収めたので、記事下の動画も参考にしてほしい。
注意:この記事で紹介している方法は、全ての排水口に対して有効ではない。つまりがひどい場合は、他の方法を試してほしい。
排水口はなぜつまるのか?
排水口がつまる原因は、場所や環境によって異なるが、大きくは次の2つに分類できる。
ゴミが流れてつまる
キッチンのシンク、お風呂やトイレの洗面台の排水口は、一般的には網状のフィルターが付いていて、ゴミが流れないようになっているが、フィルターを通過する小さなゴミも存在する。
キッチンであれば、野菜の切りカスやごはん粒、洗面台であれば、髪の毛や剃って落ちたひげなどだ。
汚れが蓄積してつまる
直接ゴミがつまるだけではなく、汚れも蓄積すれば、排水口がつまる原因になる。
キッチンであれば、油汚れや野菜を洗った時の土汚れ、洗面台であれば手垢汚れや石鹸カス汚れなどである。
これらの汚れが、時間をかけて排水管の内側に蓄積し、排水口をつまらせる。
洗面台の汚れについては、別記事「洗面台を酢と重曹でピカピカにする超簡単な掃除方法」でも解説しているので、こちらも参考にしてほしい。
コカコーラで排水口のつまりを解消
この章では、前章で解説した、排水口のつまりを液体クリーナーやラバーカップを使わずに、どこでも売っているコカコーラを使って直す、具体的な方法を解説していく。
コカコーラを1リットル流し込む
排水口のつまったキッチンのシンクや、洗面台のボールに、コカコーラを1リットルほど流し入れる。
水が残っていても問題ない。
20分間放置する
コカコーラを流し込んだら、20分ほど放置する。
時間が経つにつれて、排水口から気泡が出てくる。コカコーラが流れ始めているのが分かる。
排水口に水圧をかける(オプション)
20分が経過しても、コカコーラが全て流れない場合は、小さいボトル容器などで、排水口に水圧をかけて補助する。(詳しくは動画を参照)
まとめ
ここまで、つまった排水口を、コカコーラを使って直す方法を解説してきた。
インターネット上では、この方法が様々な動画で解説されているので、実際に私も試してみたが、確かにつまりが直った。
しかし、なぜコカコーラが有効で、どのような働きがあるのかは分からない。
1つ言えるのは、特殊な液体クリーナーや、ラバーカップをわざわざ買ってくるなら、どこでも売っているコカコーラを使って、排水口の詰まりを直せるなら、これほど楽なことはない。
私は計2ヶ所の洗面台で試したが、どちらも効果があった。その時の様子は下記のビデオに収めたので、ぜひ参考にしてほしい。