カナダ留学で学んだ英語のリスニング力を倍増させる3つの心得

カナダ留学で学んだ英語のリスニング力を倍増させる3つの心得
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英語を勉強する上で、誰もが最初につまずくのが、『聞き取り』つまりリスニングだ。

特に日本では、英語での会話を聞く機会が少ないため、日本人はネイティブの発音を聞き慣れるまでに時間がかかる。

聞き取れないリスニングは、英語を継続して勉強する意欲を低下させ、途中であきらめてしまう要因になる。

とは言え、語学学習の最初のステップはリスニングであり、『聞き取る力』は、英語を勉強する上で、絶対に欠かすことのできない大切な要素だ。

そこでこの記事では、私がカナダに語学留学をした時に学んだ、英語のリスニング力を倍増させるための、3つの心得を解説する。

もしあなたが、これから英語を勉強しようと考えているのであれば、ぜひこの記事を読み進めてほしい。

リスニング力を倍増させる3つの心得

英語を勉強する上で、なぜ聞き取る力が絶対に必要なのかと言うと、人が言語を習得する過程は、まず聞くことから始まるからだ。

考えてみれば当たり前の話だが、生まれたばかりの赤ちゃんは、目や口よりも先に、耳が発達する。

まだ目が見えず、喋ることができなくても、常に周りにいる人の会話を聞いているのだ。

そのうち聞こえた言葉を真似して口を動かし、言葉を発するようになる。そして学校に行かなくても、会話をすることができるようになるのだ。

この過程を考えれば、私たちがリスニング力を伸ばすコツが見えてくる。

短い音声を繰り返し聞く

短い会話を繰り返し聞く

同じ音声を繰り返す

リスニングの基本中の基本は、同じ音声を繰り返し聞く事だ。

意味がわからなくても、とにかく繰り返し同じ音声を聞いていると、単語1つずつ聞き取れるようになっていく。

そして違う音声を聞いても、過去の音声ですでに聞き取れるようになった単語は同じように聞き取れる。

5分以内の短い音声

1時間の音声を1回聞くよりも、5分間の音声を12回繰り返し聞く方が、リスニング力を伸ばすには効果的だ。

1時間の音声を全て聞き終えるには、1時間を確保する必要があり、忙しい日常でこの時間を確保するのは難しい。

さらに人間の集中力が1時間も続かない。集中して聞き終えられる時間を考えても、短い音声の方が理に叶っている。

×1時間 1回
○5分間 12回

途中で意味を調べない

途中で意味を調べない

想像力を働かせる

音声を聞くときは、分からない単語が登場しても、わざわざ音声を止めて意味を調べたりしない。

リスニングは音声に慣れ、単語一つ一つを聞き取れるようになる事が大切だ。実際リスニングのテストで、分からない単語の意味を調べている時間はない。

分からない単語の、前後の文脈から、その単語が何を意味するのか、想像してみよう。

ネイティブに成り切る

ネイティブになりきる

単語ではなくイメージで覚える

リスニングでは、単語を日本語に直してから、意味を理解している時間はない。

聞いている音声の単語一つ一つを、日本語に直すのではなく、意味そのものをイメージで捉えるようにする。

英単語「dog」を例に説明すると、普通はこの単語を理解する場合、まず頭の中で日本語の「犬」に直し、自分が持っている犬のイメージ(例えば家で飼っているチワワ)を思い浮かべる事で理解している。

dog = 犬 → 飼っているチワワ(イメージ)

しかしこの理解の方法では、頭の中で単語を日本語に変換する一手間が多く、余計な時間がかかる。

一方で、英単語「dog 」を日本語に変換せず、そのまま自分が持っている「犬」のイメージに結びつけるとどうだろうか?

dog → 飼っているチワワ(イメージ)

こうすれば、英単語が直接理解でき、思考にかかる手間を省くことができる。

つまり日本人が日本語の単語を理解する手順を、英語に当てはめれば、単語の意味を理解するまでの時間を短縮でき、リスニングのように一瞬で単語の意味を理解したい状況では、効果を発揮する。

声に出して発音をマネする

リスニングでは、英単語を素早く聞き取って、意味を理解する以外に、前後の単語とのつながりを、文章として理解する事も大切だ。

しかし聞き取った内容を、紙に書き出して理解している時間は無いので、聞きながら頭の中で文章を読み取り、理解する必要がある。

そこで役に立つのが、『聞いている内容を音読』する事だ。まだ喋れない赤ちゃんが、口を動かして大人が話している会話をまねするのと同じだ。

バカバカしく思えるかもしれないが、声に出して発音することは、ただ文章を読んだり聞いたりするよりも、会話のリズムや全体の意味を理解しやすく、リスニングに限らず、言語の習得に効果的な行為だ。

まとめ

ここまで、英語のリスニング力を倍増させ、今より効果的に英語の勉強に取り組むための心得を解説してきた。

集中力が切れないように、短めの音声を繰り返し、想像力を働かせて文脈を読み取る。また単語や文章の意味を理解するには、ネイティブに成り切り、英単語を直接頭の中のイメージと結びつけ、聞こえた言葉を声に出してまねする事で、会話全体を理解する。

この記事の内容は、私がカナダに留学していた時に、カナダ人のベテラン英会話教師から教えてもらった心得で、今まで英語を勉強してきて、実際に役に立ったものだ。

もしあなたが、仕事や就職活動で、英語の学習を必要としているのであれば、ぜひ参考にしてみてほしい。

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