普段資源ごみとして回収される、ペットボトルのキャップ部分を加工して、ピアスや指輪などの貴重品を収納しておく、防水のカプセルを自作することができる。
この記事ではその詳しい工作方法を、できる限り詳しく解説する。小学生でもできる簡単な工作なので、ぜひ参考にしてほしい。
ペットボトルをリサイクルするのではなく、リユーズするアイデア。おしゃれなアイテムを作ってみよう。
ペットボトルキャップで作る防水収納カプセル
この章から、ペットボトルのキャップ部分を利用した、小物収納防水カプセルの、具体的な作り方を解説する。
材料と道具
必要な材料と道具は以下の通り。
- ペットボトル (フタ付き 2本)
- ハンドソー
- カッターナイフ
- グルーガン
ペットボトル
ペットボトルは本体のネックリングから上の部分(キャップの下に付いているリング状に出っ張っている部分)と、キャップを使用するので、フタ付きのものを2本用意する。
ペットボトルの大きさは、特殊な飲み口のもの以外どれでも良い。
ハンドソー
ペットボトルを切断する為に使用する。切断するのは本体のキャップ下部分なので、小さめのノコギリの方が使いやすい。
カッターナイフ
切断したペットボトルに残った、余分な切り残しを除去するために使用。
グルーガン
切り出したペットボトルの、キャップ部分2つをくっ付けるために使用。
ペットボトルを切断・成形
ここから実際に加工作業に入る。
ネックリング下を切断
ペットボトル本体のネックリング(キャップ下のリング状に出っ張った部分)の下をカッターナイフかノコギリで切断する。用意したペットボトル2本とも、同じように加工する。
切り残しを除去
切断したペットボトルの切り口に残った余分なバリを、カッターナイフで削ぎ落とし、形を整える。
2本のペットボトルをくっつける
切断した2本のペットボトルを、グルーガンを使ってくっつける。
ネックリング同士を固定
切断したペットボトルは、ネックリング部分で切れているので、このネックリング部分同士をグルーガンでくっつけて固定する。
固定したペットボトルは、2本ともキャップが外側に来ており、キャップの裏側同士が固定されている状態になる。
小物を収納
加工作業は以上で完了。あとは実際にカプセルの中に小物を収納してみる。
キャップを外す
2つあるキャップのうち、片側を開ける。両側を開けてしまうと、中で繋がっているので、小物を収納することができない。
小物を納める
カプセルにピアスや指輪など、貴重な小物を納める。
キャップを締める
小物を納めたあとは、両サイドのキャップをしっかり締める。締めが甘いと、カプセルが水に触れた時に、隙間から中に水が入ることがある。
最後に
ここまで、ペットボトルのキャップ部分を利用した、小物収納防水カプセルの詳しい作り方を解説してきた。
普段リサイクルゴミとして捨てている、空のペットボトルをリユーズすれば、アイデア次第で、簡単かつ効果的な使い方がある。
この記事で紹介したカプセルは、大事な小物を収納でき、水に落ちても中身が濡れることはない。
しかもペットボトルは軽いので、カプセル自体が水に浮き、貴重品が水の底に沈んで見失うこともない。
実際に自分で作ってみた様子を撮影した、記事下の動画も、合わせて参考にしてほしい。